
2011年11月19日(土)、京都生協の「旭の森・保全活動」のイベントに参加してきました。京都生協が保全活動をしている、亀岡市旭町三俣地区の「湯谷山(ゆややま)」で森林探索を行う予定でしたが、当日は朝からあいにくの雨…。亀岡市内の旭町自治会館でのイベントに変更となりました。
隣県では警報も出るほどの激しい雨のなか、19人の参加者が集まりました。
今日のイベントスケジュール。室内になってしまったのは残念だけど、
楽しそうな催しがいっぱい!
参加者の皆さんを出迎えてくれたのが、旭町三俣地区の方々。
旭町自治会 会長の川勝 義郎(かわかつ よしろう)さん、旭町三俣山組合 組合長の蔭山 宏嗣(かげやま こうじ)さん、旭町三俣山組合 副組合長の川勝 昌尚(かわかつ よしひさ)さんが温かく出迎えてくれました。京都生協による湯谷山の森林保全活動には、地域みんなが期待を寄せているそうです。
そしてそのほかには、今日のイベントをサポートしてくださる京都森林インストラクター協会の皆さんも。
優しそうな人たちばかりで、和やかな雰囲気の中イベントはスタートしました。
湯谷山の森林保全活動を支える旭町自治会・三俣山組合の方々。
まずは、自己紹介を兼ねた「はじめまして」ゲーム。
「森のなかで動物に出合ったことがありますか?」「今まで行ったことのある自然で、もう一度行きたいなと思うところがありますか?」など、自然体験について8つの質問が書かれたペーパーをもとに、1問ずつ相手を変えながら参加者同士で質問し合っていきます。
時間がたつにつれ、皆さん徐々に打ち解けていきました。
幅広い年代の方と交流できるのは、生協のイベントの魅力のひとつ。
一通り自己紹介が済んだところで、次はスライドの上映です。スライドを見ながら、森林インストラクターさんから、森林の成長についてや、森林が自然災害を防ぐ役割を果たしていることなど、幅広く教えていただきました。
皆さん、真剣に話に聞き入っていました。
森林に関するスライドショー。
スライドの後は、ネイチャーゲーム。はじめは「私は誰でしょう?」。
森林インストラクターさんが、参加者一人ずつの背中に、それぞれ違う動物のイラストが描かれたカードをつけていきます。自分にはどんな動物のカードがついているか分からないので、参加者同士、自分の動物について質問し合って当てていきます。質問された人は、“はい”か“いいえ”で答えます。
何度か質問を繰り返して、自分がどんな動物か見当をつけていき、分かったと思ったら、森林インストラクターさんに申告しに行きます。
犬、牛、コアラなど、一人ずつ違う動物のイラストが描かれたカードを
背中につけてもらいました。私は誰なのかな?
動物の特徴を周りの参加者に聞いていきます。
見事「サイ」を当てました!
なかなか当たらない人は、途中でヒントをもらい、皆さん自分がどの動物かを当てることができました。
全員が当たった後は、森林インストラクターさんがイラストカードを使用して、森で見かける動物のことについて教えてくれました。
例えば、近年、シカによる森林の枝葉の食害被害などが増えているとのこと。動物と共に生きていくということは、こういった問題も考えていかなければならないんですね。
森で見かける動物について、カードを使って
分かりやすく説明してくださる森林インストラクターさん。
続いてのゲームは、「イネムリおじさん」。
一人が“イネムリおじさん”役として目隠しし、手にはぬいぐるみを持って座ります。ほかの方が周囲から“イネムリおじさん”にそっと近寄り、気づかれないようにぬいぐるみを奪うというゲームです。
森の中では、耳を澄ませたり、抜き足差し足で歩いたりするので、そのイメージで取り組みます。
もしも足音が聞こえたら“イネムリおじさん”がその方向を指さし、指された人は1回止まりとなります。
回数を重ねるごとに抜き足差し足も上達し、なかなか白熱したゲームとなりました。
“イネムリおじさん”が持つぬいぐるみを奪うことができるでしょうか?
さて、時刻はちょうど正午前、お昼ご飯の時間です。体を動かしたので、お腹も空いてきました。
すると、京都生協の組合員ボランティアの皆さんが作ってくれた温かい豚汁が目の前へ!嬉しい気持ちでいっぱいだったのもつかの間、うっかりマイ箸の持参を忘れてしまったことに気が付きました。
でも、そんな私に組合員ボランティアさんが手渡してくださったのが、間伐材を使った割り箸。間伐材を上手に活用することも、森林の再生につながるんですね。
「どちらからいらしたんですか?」
「森林保全のイベントには、今回初めて参加したんです」
など、手作りの温かい豚汁を囲んで、参加者同士の交流も深まりました。
京都生協の組合員ボランティアの皆さんが、具だくさんの豚汁を作ってくれました。
ありがとうございます!
今回、森林保全のイベントに初参加された三原さんご夫婦。「前から興味はあったんだけれど、今回思い切って参加してみたんだ」とご主人。
「主人は、さっきの動物のゲームではなかなか当たらなくて、ヒントを言ってやっと当たったのよ」と、ご夫婦で楽しそうに参加されていました。
食後には、森林インストラクターさんがご自宅で作られた渋柿のジャムを、クラッカーにぬって皆さんでいただきました。渋みが抜け、ほど良い甘さでとても美味しかったです。
笑顔でインタビューに答えてくださった
三原さんご夫婦。
お昼ご飯のあとは最後の催し、「丸太切り」。
旭町三俣山組合の皆さんと、森林インストラクターの皆さんが丸太を準備してくれました。丸太切りでは、一人ひとりが切った丸太を量って、100グラムに一番近い人は賞品がもらえるという競争をしました。子どもたちが夢中になって丸太を切ったり、ほかの方が切っている時に丸太を支えながら声をかけたり、にぎやかな時間が過ぎていきました。
お兄ちゃんが優しくフォローしながら、
妹さんが一生懸命丸太を切っていきます。
誰が一番100グラムに近いかな?子どもたちの目は真剣そのもの。
切り終わったら、
丸太に自分の名前を書いておきます。
切った丸太を一つずつはかりにのせて、何グラムになったかをチェックしていきます。
そして運命の結果発表!
1位は99グラム、2位は98グラム、3位は97グラムの方が2人いたため、3位決定戦を行い、入賞者が決定しました。皆さん接戦でしたね。
見事入賞した3人には賞品として、地元でとれた野菜が贈られました。
入賞者の方々。賞品の野菜を手に、皆さん思わず笑顔に。
ここでゲームは終わったものの、子どもたちはまだまだ飽き足らない様子。表彰後も丸太切りに熱中していました。
最後に、参加記念品としてアカマツの種とポットをもらい、自治会館を後にしました。自宅で育てて、来年、苗を湯谷山に植えに行けたらなぁと思います!
すっかり丸太切りに夢中になった子どもたち。とても楽しそうです。
参加者の皆さんからは、「雨は残念だったけれど、雨の時にしかできない体験ができてよかった」「里山を守る気持ちが強くなりました」「少しでも良い環境を子どもたちに残したいと思います」などの感想が寄せられました。
森林保全って、自分にはどんなことができるか分からなかったけれど、まずは現状を知って関心を持つことが大切なんだと思いました。参加者の皆さんとも打ち解けられて楽しかったです。
旭町自治会・三俣山組合の皆さん、森林インストラクターの皆さん、組合員ボランティアの皆さん、ありがとうございました!
最後に全員で集合写真。とっても楽しかったです、ありがとうございました。
取材協力:参加者の皆さん、旭町自治会・旭町三俣山組合の皆さん、京都森林インストラクター協会の皆さん、
京都生協の組合員ボランティアの皆さん